午前中は、総務省の電波有効利用方策委員会のVHF/UHF帯電波有効利用作業班の第一回会合に出席する。 これは、地上波ディジタル放送への移行により旧来のアナログTV放送が利用していた電波資源をどうするかについて検討する作業班だ。 こういう大規模な電波政策の転換というのは、はじめてのことであり、今後何十年も起こらない大改編となる。 V/UHF帯域は電波としては、とても使いやすいことから、その利用を希望するシステムの提案は、実に多岐にわたり、システム提案者からなる作業班の構成員は、100名を超えていて、本件に関する関心の高さがわかる。 会合の冒頭、総務省側からは、この件はシステム提案する側も、相当の作業と検討を自らが行う覚悟で望んで欲しいという説明があった。 昨今、電波資源の獲得を、そのまま事業権益ととらえ、まずはその割り当てを獲得しようとする一方で、電波の性質や利用技術については無頓着な申請者らが多いのではと、僕も思っていたので、とても良いけん制だった。 これから、半年くらいで一定の答申案を取りまとめる必要があるが、自分としてどう寄与できるかを、もういちど真剣に考えてみたい。
午後からは、仙台の総合通信局を訪問し、地域情報化での電波利用に関する情報交換を行い、夜新宿にもどって山梨に移動する。 さすがに、山梨はちょっとは涼しい。