コムスンの介護事業などにおける不正、水増し請求問題が大きな波紋を投げている。 医療保険の水増し請求も、頻繁に発生する問題だ。 介護保険や診療報酬などは、実際の原価をベースにしたものではなく、ある程度の予定原価を元に算定された報酬額から、受益者負担部分を差し引いた額が支払われるのだけれど、これは相応な利益率が認められているので、不正をしなくても十分に収益性が高いはずなのに、水増し請求などの不正が後を絶たない。 外部で決められて、書類を書いて請求するというようなものは、原価低減努力とかによる利益改善のような自己完結型のフローが存在しにくいので、そういう努力による達成感などを知らずに、こういう行為に走るのではないだろうか?