総務省が、ネットの混雑緩和、通信制限を容認する方向で、検討をはじめるそうだ。 ヘビーユーザによる帯域消費が深刻な問題となっており、それに対する規制というよな報道だ。 しかし、一部のISPなどでは、最初から月間のダウンロードデータ量を規制していた例もあるし、インターネットに接続する前のイントラ内では、QoSのような処理も採用されている。 今回の話は、エッジのエンドユーザに対する規制というよりは、ISP間のトラフィック規制のような話しではないだろうか。 去年一部で騒がれた、インターネットただ乗り論の延長のような気がする。 You tubeやGyaoをアクセスするユーザが多いと、自社のネットワークの帯域消費が、自社の利益につながらないという事で、一部からただ乗り論的な議論が出たわけだ。 しかし、制限を容認したところで、実際に何をどうするのだろうか? 接続網を提供する会社が、インターネットの向こう側にある特定のサービスに対するアクセス制限をしたら、自ずからの回線価値を下げることにしかならないと思うのだが....