NICTが中心となって進めているAKARIプロジェクトの新世代ネットワークワークショップに参加する。 これは、いま世間で話題のNGN = Next Generation Network = 次世代ネットワークとは異なり、NGN = New Generation Network = 新世代ネットワークの設計と実現を目指すものだ。 午前中に別な打ち合わせがあった関係から、午後からの参加となったのだが、End to End 原理が本当に必要なのかと言った意見などもあり、今日のインターネットに潜む問題を各分野の人が、認識していることが鮮明となった。 しかし、今日のインターネットの多くの課題や問題は、インターネットそのものの根幹ではなく、この30年間に積み上げられた、諸々な機能やパッチに起因していることが多いように思える。 つまり、インターネットの目指したものを、もう一度再認識し、なぜ崩壊したのか、あるいはなぜ変化しなくてはならなかったのかを分析することも重要かもしれない。 こういう過去に起こった事の分析から体系だった方式やテクニックを導出するという点では、経済学や経営学に多くの有用な事例があるように思えるので、このワークショップにも、そういう社会科学的な分野からの参加もあると良いのではと思った。