社団法人電波産業会の高度無線通信研究委員会に出席する。 会合では、IMT-2000,3GPP,3GPP2,IMT-Advanced、ITU-R WP8Fなどの活動状況に加え、BWA部会としてWi-MAXなどのBWA関連の活動報告があった。 BWA以外の部分は、いわゆる携帯電話の世界で、ITUによる標準化、勧告という歴史のあるプロセスにのっている。 とはいえ、IETFとの連携という事が、活動報告のなかに散見するようになってきたところが、とても興味を引いた。 昨日のAKARIのワークショップでは、次世代ではなく新世代をという発想だったのだけど、こちらのほうはやはり産業界であり、オペレーターが多いので、内容的にはどうしても、次世代という視点になる。 しかし、電波資源については、あきらかに需給バランスも崩れているので、新世代的アーキテクチャへの転換が必要なはずなんだけれど、そういう危機感や機運はまったく感じられない。 V・UHFの再編も、根本的な転換は結局は見られなかったので、あと30年は、なにも変わらないかもしれない。