東北インテリジェント通信がデジタル・デバイド解消のためWiMAXの無線局免許を申請を発表した。 今日から全国でこの地域Wi−Maxの申請受付が始まった。 このケースは、以前から行っていた実証実験エリアでのサービスを正式に立ち上げるもので、実証実験の開始当初から利用を期待してた住民がいたので、まさにこの制度導入の目的とするものだ。
これに対して、多くの地域CATV事業者なども申請の準備をしているようだが、その多くは条件不利地域ではなく高利得アンテナによる加入者回線サービスではなく、モバイルサービスを念頭に置いているようだ。 何度も書いてるけど、CATV事業者の多くは、今回の制度が地域営業権のように感じてるようで、とにかくこの時期に申請しなくてはという脅迫観念に捉われているようだ。 今回は、あくまでも陸上固定局という無線局の開局申請なのだけど、機器の仕様や性能、価格などが十分に確認できていない状況で、申請をすることは相当にリスクが高い。 電波の有効利用という観点からは、事業計画に変更が無く、干渉調整範囲が広がらないのであれば、無線局の諸元などについて開局申請後でも、ある程度の柔軟な修正を受け入れるような行政対応を期待したいのだが、共願時期に同一地域で複数事業者が申請した場合には、比較審査の公正さの観点からは難しいだろう。 とりあえず、この一ヶ月で何社くらいが申請するかを見守りたい。