殺人予告:無線LANただ乗りし書き込み 高校生書類送検という事件があったそうだ。 暗号化などの対策がされていない、いわゆる野良APを踏み台にした事件は、以前にも解雇された会社に脅迫メイルを送りつけた元社員が逮捕されたケースがあった。 昔、無線LAN関係のキャリアビジネスを手がけたときに、野良APや成りすましAPの話は、いろいろなところで話題にしたのだけど、実際に起きたことのない危機に対する警告は、あまり評価されないものだった。 しかし、いよいよこういう事件が増えてくると、少しは設置する人も気を遣うようになるかもしれない。 以前の事件は、怨恨の線からの捜査で、今回のケースでは、周辺の聞き込み捜査による目撃情報で犯人が特定されたそうだが、発信元のAPの設置者は、いづれの場合にも、なんらかの捜査対象にはなったのだうろ。 いまのところ、踏み台事件は、このような事例がでてきているけれど、成りすましAPの話は、まだ聞かない。 しかし、WEB認証の公衆無線LANでは、簡単に正規のサービスと同じ顔をした成りすましログインサイトはいくらでも作れるので、もしかしたら既に多くのアカウントが盗まれているかもしれない。 最近は、某大手 民生向けネットワーク機器メーカー製ブロードバンドルータなどの管理者ログインがハックされて、そこからのSPAMが大量に飛び交っているようなので、無線APのWEP鍵に限らず、ブロードバンドルータなども、工場出荷時の管理者用パスワードをデフォルトでランダム設定するなどが必要になるのだろう。