e−RAD府省共通研究開発管理システムによるネット経由での研究開発助成の申請をどうにか終わらせた。 当初、別な制度での申請に必要ということで、研究者個人の登録は終わっていたのだが、民間企業も含めて研究を組織に所属して行う場合には、所属機関を登録し、そこに研究者登録をする必要かあり、そのような手続きをした。 この場合、元々の登録している研究者番号は、そのまま継続されるのだけど、このシステムへのアクセスは、この番号とは異なるIDとパスワードというのが、別に発行される。 このため、個人登録した時点でのパスワードとアカウントでログインしても、その情報が研究機関に伝達されないということが、手続きが旨く出来い不具合の解析中に判明した。 さらに追い討ちをかけるように、研究機関側から通知された新しいIDとパスワードの印刷物は、”0”と”O”の区別が判読できないフォントが使われていたため、ここからまた余計な時間がかかった。 動揺の電子手続きで、最近難儀を強いられた、障害者福祉の支援費請求システムの場合には、書面で発行されるパワードなどの通知書の場合には、丁寧にカタカナによるルビも振ってある。 いまどき、ちょっとしたプロバイダや銀行などのシステムでも数字とアルファベッドの区別、大文字と小文字の区別がつきやすいように、IDやパスワードの付番をするのが当たり前なのに、府省共通で研究費の偏りや無駄を無くそうというシステムが、こういう基本的な設計ができてなく、それによって研究者に無駄な時間を費やさているというのは、本当に情けない。