「次世代無線「WiMAX」、ベトナム全土に構築 現地の通信最大手FPT」という記事が、日経の夕刊の一面にあった。 またしても、光通信なみの速度を低価格でなんていう論調だ。 アジアでは、16d系の固定利用はそれなりに有効で、バングラディッシュなどても、ビルへのエントランス回線として利用されている事例もある。 今回の内容は、16d的なものなのか16e的なものなのかも判らない。 この記事を書いた記者は、商社とメーカーのプレスリリースを、単純に記事にしただけで、自らの裏付け取材や周辺の確認なんていうことは、一切していないとしか思えない。 メジャーな新聞の記者ならば、文屋だから技術の事は判らないなんて言う事は言えないだろうし、それなりに勉強もしているはずなのだが、どうも日経にはWiMAX信者がいるのかと思うくらい、精査のない記事が踊るように思う。 こういう記事が、世の中の技術経営に謝った方向を示唆し、技術力の低下を招いている一因になっている気がして仕方が無い。 記者の矜持というのは、ないのだろうか.....