今日は、上野原市で情報通信基盤事業に関する専門委員の会合というのが開催された。 直接的に関与している事業に関わることであるが、市民の感心が高い事案なので、地元の自主放送を担う報道者の立場で取材の申込をしていた。 しかし、事前に示された回答は、非公開というものだった。 ところが、開催当日の今朝になって、いきなり公開するという連絡があった。 わざわざ連絡をもらったので、急遽取材スタッフを派遣したのだが、結局のところ冒頭の挨拶部分を公開しただけで、会議そのものは非公開となった。
一方で、民主党による政府予算の事業仕訳は、連日ネットでも配信されるような完全な公開で行なわれている。 これは、これで賛否もあるようだが、やはり公開の場では、出席者も責任ある発言をすることが求められているし、結果だけでなくプロセスが見える点は大きく行政への理解を助ける。
選挙でマニュフェストを訴える時と、政権後の為政者となった場合とでは、当然ながら全てに矛盾がないなんてことはない。 そこで、為政者として、現状を正しく認識し、是々非々な合理的な判断と行動をし、素直に前言でも訂正すべきは訂正するという対応は、民主党支持者ではないが好感を持つ。
これにくらべて、地方政治の限界なのか、原理主義的な暴走を繰り返し、都合の悪い事には耳を塞いだり公開したりしないという、現上野原市の首長の対応には、疑問を抱かざるを得ない。