昨夜は、1人だったので、ホテルでピザのケイタリングを注文し、ついでにシャルドネを一本頼んだ。 良く冷えたやつをデリバリーしてくれたのだけど、なんとフロントにもオープナーが無いと言う...orz なんとか、開かないかと思ったけど、他に適当な道具もないので、飲むのを止めた。 しかし、ケイタリングの安ワイン(しかも、南ア産)とはいえ、捨てるのは勿体ないし、ちょうどスーツケースがガラ空きなので持ち帰ることにした。 しかし、これを持ち帰るには、荷物はチェックインしないといけないのだが、普段機内持ち込みしかしない僕には、とても稀な機会だ。
というわけで、それなら折角だから、たまにはカリフォルニアワインでも買って帰るかなと思い、Santana Rowにあるワイン屋さんに寄って見た。 映画のサイドウェイズじゃないけど、日本人の女性が働いていて、いろいろと聞きながら、二本ばかり購入。 Dunn vineyardsの1993年のカベルネは、1993年モノが欲しいというだけの理由で選択。 ほんとうに、1993年は、ワインはハズレみたいで、なかなか無い。 もう一本は、Kistler Vineyard 2007年のピノで、こちらはまあ新酒。 両方ともカリフォルニアワインでは、そこそこに名の通ってるワインかな。 海外で、お酒を買うなんていうのは、実に何年ぶりだろう。 機内販売で、限定品の焼酎とかは、良く買うんだけど....洋酒とかワインなんて、いまは国内で買った方が品揃えも価格も優位な時代だから、とんとこんなことはしてなかった。
今日は、午前中にHaywardにある会社で打合せ、この会社に来たのは実に16年ぶりくらい。 San Mateo-Hayward Bridgeを、初めて渡ったのは、たぶんその時だったけど、あの頃はもっと海面に近かった記憶がある。 いつの間にか、車線も増えたので、なんか景色がちょっと変わったかな。 訪問した会社は、前に来た時と変わらないけど、いまでもこの場所で、センサー系な製品を生産していて、工場を見せてもらったけど、やはりアメリカって土地が安いんだろうな....とてもスペースに余裕がある。
午後は、親会社の事務所に顔を出してから、これまた15年来の付き合いの某チップベンダーに努める中国人の友人の家で打合せ。 彼とはじめてあったのは、スペクトラム拡散のLSIを販売していた会社に、彼が努めていた時で、その会社とは僕のほうが先に取引していて,彼が途中から転職で入って来て、こっちが客なのにその会社のLSIの事を教えたりした。 元々軍用の通信機器会社だったのだけど、ビタビとかディシタルシンセサイザーとか、I・Q掛算器とか、マッチドフィルタといった、いまのディジタル通信の基礎になる要素部分をLSIにして民生に販売展開をしていた。 そんなわけど、その頃は、とても基礎的な要素を一つ一つ部品として動かしていたので、通信の原理を理解するに役立った。 いまは、こういうものは、全て一つのSOCの中に入ってるので、それを使うエンジニアは、個々のプリミティブを知らなくなっている。 そんなわけで、その後転職して、今は無線LANやパケットスイッチの大手チップベンダーにいる彼は、若い人達からみると先生のような存在らしい。 シリコンバレーに、よく来ていた頃から16年以上たつのだけど、その頃に知り合ったこちらの連中とは、こうして今でも交流できるのか嬉しいものだ。