内航船のブロードバンド常時接続の研究案件のため、一昨日の夕方から今朝まで、宇部興産海運の新栄丸に乗船させていただき、豊橋から宇部までの二泊三日の航海をした。 実験そのものは、概ね予定どおりの成果が得られた。 それにしても、ドコモのFomaのサービスエリアは、実に広く、しっかりしていることを再認識させられた。 国内大手三社では、明らかに抜きん出ている。 これに対して、残念ながらSoftBankのエリアは、限りなく狭かった。 市場競争原理であり、民間なんだから、どこにどれだけ投資するかとか、技術や研究開発にどういう投資をするかは自由だ。 しかし、全てのプレイヤーがCOTSなシステムだけを利用するようになってしまったら、イノベーションは起きない。 世界二位じゃいけないんですか? って言う人がいたけど、国中全部がそれじゃ駄目でしょう。 公平な競争環境をというのならば、基礎研究こそ国費で推進し,その成果を民間活用できるようにして欲しいものだ。 NTTの再編議論とかがあるが、NTTの役割の中で、ユニバーサルサービスなゼロ種的部分だけでなく、基礎的研究などの投資を、どうするかも議論してほしいものだ。