イギリス人と公共事業の民営化の話になった。 イギリスの鉄道は、民営化されても、サービス品質はなにひとつ変わらず、キャンセル、遅延は、日常茶飯事だという。 日本の鉄道の正確さや安定性は、到底信じられないという。 しかし、日本は国鉄の時代からサービス品質は充分に高かったし、民営化で正確さや安定さが一気に進んだわけじゃない。 そして、そもそも私鉄だったところを、かなり買収して国鉄になり、それが分社、民営化されたので、結局は国営か民営かではなく、マネージメントや国民性の違いじゃないのかという話になった。
これは、郵政でも同じで、日本の郵便業務の正確さというのは、村上春樹さんがエッセーに書いてたけど、とても素晴らしく、誇れるものらしい。 もっとも、彼が書いていたイタリアの郵便局の対応は、ちょっと信じられないくらい酷い。
結局のところ、ファンダメンタルな勤勉さとか仕事に対する姿勢というのは、民営でも国営でも変わらないかもしれない。