参加しているIEEE802.11の会合では、今回初めてStudy Groupのチェアを務めている。 いままでのように、どこかのセッションでプレゼンテーションをするというのではなく、チェアとしてAgendaの事前提出や、会議室の要求、時間枠の設定などの諸々の運営事項もあって、かなり忙しい。 しかし、今回はとにかくこの新設のStudy Groupをタスクグループにするためのドキュメントの作成と、それを上部のWorking Groupで承認させることが大きなマイルストーンだ。 しかし、既存のタスクグループとの調整や、各社の思惑もあり、ほとんど政治的マターに奔走している。
結局は、急遽新しいタイムスロットを要求したり、さらにアドホックなミーティングを設定したりして、明日の総会で動議提案をすることになった。 しかし、いくつかの反対者もいて、そことの駆け引きが、かなり厳しい活動になっている。 チェアマンの会議では、こちらの行動予定が報告された瞬間に、他のタスクグループのチェアが廊下に出て行き、誰かに電話で報告したりしていたそうで、たまたま部屋の外にいた同僚がその動きを気がついて報告してくれた。 また、投票権のある人といろいろとロビーイングしていたら、誰々は明日の朝の飛行機で帰るから、その投票の時間にはいないなんていう情報を教えられたりした。 何気なく、ランチとかコーヒーブレイクで、何時変えるの? なんて会話しているけど、ああいうので情報を把握しているんだと驚いた。
今回は、こちら側にも結構強行論もあったりで、なかなかハードな状況が続いているので、明日の幸運を祈るしかない。