IEEE802 Wireless Interimの会合が北京で開催されている。 このIEEE802 の会合が中国で行なわれるのは、初めてのことなので、初日の今朝はオープニングセレモニーがあり、中国の産業信息部などの高官の挨拶などあった。 会場の北京国際飯店は、普段会合の行なわれている北米のホテルと遜色の無い大きな会議場もあり、ファシリティとしては充分だ。
昨日の記事にも書いたけれど、ネットワークはフィルタリングされていたり、上流の帯域が細かったりするけれど、これだけの規模の会合としては、充分に機能している。
いまや世界で最も普及している電波方式の一つであるIEEE802.11を初めとして、センサーネッワーくなどの802.15や注目を集めているコグニティブ無線等の標準化会合が、中国で開催されるということは、中国の世界を見据えた戦略に大きく寄与する事だろう。
さて、この会合だがいままでのところ日本ではまだ開催されていない。 来年は沖縄で開催されるが、果たしてどのくら日本の人が参加するのだろうか? はたまた、普段こういう会合に来ないで、国際競争力云々を語る評論家的学術研究者や関係官庁の人にも、ぜひ沖縄会合には参加してもらい、国際標準化の舞台を生で経験してほしいものだ。