最近、あるMailing Listの投稿をみていると、インターネットというのは、商用ISPにより提供されるものだと認識している方が増えているように感じる。 大学や研究機関とか、企業とか中には個人とかが、ASをとって相互接続しているなんていう姿は、創造もされないようだ。 ISPの運用者が唯一のネットワークオペレーターだと思っている輩までいるように思える。
たしかに、今やインターネットの利用形態のほとんどは,商用ISPの配下に接続されているのかもしれない。 そういう実勢からは、例えばDNSSECの導入だって、一部の運用者が力技で推進できるような気もしてしまうが、実際には小さなクラスレスアドレスなネットワーク運用者も沢山いるし、DNSの運用をしている個人も沢山いるので、どこまで浸透させるかは、かなり疑問だ。
しかし、問題は、今や商用インターネット接続の形態しかしらない世代がいて、そしてその人達の表層的な知識にもとずく運用とかが、跋扈していることだ。 これは、物事の本質をしらずに、パターンだけで運用しているようなもので、障害解決などにネックになりそうな気がする。