ちょっと変ったUSBコネクタを、知人が中国で量産化を進めているのだが、それのサンプルが出来上がり、これからいろいろと営業展開するのに、採用製品のサンプルもあったほうが良いだろうということで、いくつかを試作したそうで、今日それを見せてくれた。
今日みせてくれたサンプルは、変換ケーブル、メモリー、ブロードバンドモデムなのだが、驚いたのはブロードバンドモデム。 現役の某社の製品の生産をしているEMSに試作を頼んだらしいのだが、なんとそのオリジナル製品のパッケージやロゴその他が全てそのままで、化粧箱にまで入ってる。 こんなのが、出てくるんだから、横流しもコピーも、そりゃなんでもありだよねとひたすら唖然としてしまった。
それにしても、これはこれとして、こういう試作とかのスビードの早さというのは、やはり競争力があるなと思うし、その貪欲さは、脅威だ。 きっと、昔の日本もこんなだったんだろうな。 僕も四半世紀以上前には、輸出専業メーカーで、OEMソースとして民生オーディオを開発していたけど、あの頃の開発のスピードって、いまより断然早かった気がする。 これは、製品がシンプルだったこともあるけれど、いろんな意味で競争環境だったということじゃないだろうか。