昨日の疲れもあるので、朝食のあと昼まで部屋で仕事をして、チエックアウト。 荷物をホテルに預けて、徒歩で市内を少し散策。
303年建造のガレリウスの凱旋門からガレリウスの霊廟として306年に建てられたロトンダを回って、ディクテリオ広場(トルコ時代の浴場後とかあって、テルマエロマエぼい)からパナギア・ハルケオン協会を通って、中央市場に行く。
中央市場で、オリーブとアンチョビ、お土産用のウゾを買って、まだギリシャにきて一度も食べてなかったケバブを食べて、ホテルに戻った。
財政破綻でいまや注目の的のギリシャに、はじめて来て6日ほどギリシャ第二の都市であるテッサロニキに滞在して感じた事をメモしてみる。
やたら目につく多いものとしては、まず犬。 これは、しかも結構みんなデカイ。 でこのデカイ犬が、実に気持ち良さそうにそこいらに寝転んでる。 犬の次は、やはり蠅かな、これは場所にもよるんだろうけど、昨夜はホテルの部屋に一匹入り込んで、まさに五月蝿かったけど、以外と防御力が弱くて、スリッパで速攻撃墜。 まぁ、この二つと日陰の涼しさは、村上春樹もエッセイで書いていたとおりで、想定の範囲内だ。
街中では、とにかくカフェとタベルナが多くて、何処も外でテーブルを並べているのだが、そこで食事していると実に物売りが多く、その売ってるものよって、売り子の人種が違う。 バックとか怪しい時計は、黒人の男で、花売りはさすがに少女、なぜか宝くじを売りにくるのは白人のおやじというように別れている。 そして、こういう売り子の間隙をついて、物乞いが来る。 この当りの雰囲気は、十数年前の深圳あたりに似ている。
今日は、コテコテの昼間に街中を歩いたんだけど、昼間の街中でのサングラスの装着率が以上に高い。 まぁ、この陽射しなら当たり前かもしれないけれど、女性について言えば、子供と老女以外は、もう間違いなくサングラスをしている。 当然、街中にはサングラス屋も沢山だ。 僕の親世代の日本人には、サングラス=マッカーサーか怖い人、悪い人だから、きっとこんな風景をみたらビビりまくるかもしれない。 ちなみに、サングラスの下の顔は、彫りの深い美人さんが多い。
滞在中に昼間に街中に出たのは、今日だけだったのので、話題の選挙の盛り上がりは感じないと思っていら、ちゃんと街中で街宣車に出くわした。 もっとも、とにかくギリシャ語が読めないので、なんとも空気が読めない。 ギリシャ語って、読めないだけじゃなくて、僕にとっては記号としてしか認識の無い、Σ、Ω、Δとかが普通に文字列の中にあるから、それだけで暗号化とか伏字化されているように思えてしまうのも難だ。
とにかく、暴動もストもなくて、実りの多い会議と、観光も楽しめたので、ギリシャは楽しかった。
テッサロニキからミュンヘン経由でベルリンに移動。 IEEE802.11aiのバイスチェアをしてくれている知人が彼女と2人で空港まで迎えに来てくれて、まずはホテルにチエックイン。
その後、3人で夜のベルリン市内の名所を一回り。 ちょうど、欧州選手権のサッカーの試合のためにブランデンブルグ門などでは、バブリックビューイングをしていて、ライトアップも綺麗。 国会とかGroßer_Sternとかを回って写真もとったけど、ホテルのネットがギリシャ以上に遅くてアップできない。
それにしても、ギリシャとはやはり経済力が違って、高級ブランドの店も多いし、街が綺麗だ。 そういえば、テッサロニキでは一軒も見る事のなかったマクドナルドがベルリンには沢山ある。