今朝は、IEEE802.11ai関係の実証実験絡みで、内輪のテレカンをひとつ山梨から入ったあと、午前中に少しだけ畑の整理。
今週末は、来週の月曜日締め切りの某学会の論文誌に、IEEE802.11に適合した高速認証方式の実装と評価についての論文を書こうかどうしようか悩んでいた。 もともと、このアイデアは、もう10年も前に仲間が考案したものがベースで、学術的な論文も、実装も、ビジネスもしてきたわけで、僕の中では、新規性とか革新性というような面での評価はない。
とはいえ、IEEE802.11で標準化をすることになったわけで、それはそれで世間的には新規的だし、革新的な評価を得ているのも事実だ。 以前に行った実装とかが、独自方式だったものに対して、昨年のデモのための実装は、可能な限りIEEE802.11 フレームワークに合わせて、いま進めている標準化出の議論も配慮しているという点てば、過去のものと違う。
たまたま、仕事の関係で、いちど論文にまとめるというリクエストもあるので検討したのだが、いまひとつ自分が今執筆するテーマとしては、納得がいかない。 とりあえず、アブストラクト、章立て、必要なデーターの整理はしたのだが、納得いかないものを書くのは、やはり嫌なので、悩んだ末に今回は見送りにした。
こういう、変な拘りは、捨てたほうが良いのだろうけど、それをしてしまうと、自分が崩れて行きそうで、なんとか踏みとどまった気がするから、良しとしようっと。