法治社会において、明らかに主権が明確になっているにも関わらず、一方的に領土に侵入される事例が後を絶たない。
以前は、このようなことは無かったのだが、ここ数年はかなり頻発している。 明確に名指しで批判や抗議はしてこないものの、彼らの主張は「ここは、いにしえの時代より我ら固有の領土であり、後から入って来たのはお前らである。 そして、独自の法の制定と解釈の元に、一方的に建造物等を構築しているのは、明確な主権の侵害だ。」 ということらしい。
こちらの占有に対する抗議が加熱し、集団で私的財産を略奪したり、破壊したりする行為は、まさに獣そのものだ。
とはいえ、彼らも武力衝突を良しとはしていないようで、歩哨がたって警戒を厳重にしていれば、遠くから眺めるだけで、必要以上には近づいて来ない。 また、領土を侵犯している場合も、こちらが近づくと、威嚇的態度は見せるものの、結局は引き上げて行く。
こちらも、過去数年にわたり、いろいろと衝突を回避し、領土侵犯を防ぐための対策に工夫を凝らしてきたのだが、定住者がいる訳ではないので、どうしても完全に侵犯行為を防ぎきれないのが現状だ。
本来ならば、こういう場合には、共通の法のもとに、平和的な解決の交渉の席につくのが、成熟した現代社会の一員としての対応であると思うのだが、なにしろ相手の話を聞く耳を持たないというか、互いに会話が成り立たないのが現状だ。
実は、これは我が家固有の領土問題の話です。(笑) 今日3週間振りに山梨の家に戻ったら、問題となっている畑には、ものすごい数の猿が侵犯して、畑にある柿の木や秋茄子を、思う存分蹂躙してました。 というわけで、この問題の出口はなかなか見えないのです。