昔、公衆無線LANの事業をした時に、とてもお世話になった監督官庁の元高官の方から久しぶりに連絡があった。 公衆無線LANは、いまや都心部では、混乱を極めるくらい乱立しているが、地方とかではまだまだな事もある。 ということで、やはり全国どこでも使える統一た展開を期待する声があるようだ。
最近の粗製濫造というか混乱環境をみると、無線LANについては、携帯キャリアだけのものじゃないし、本来の自立分散網へのアクセスとして、もういちどリセッションされる時が来るかもしれない。
携帯電話会社の契約純増数発表や基地局数発表のように、判りやすい数値目標の一つとして、無線LANの展開数も最近やたらと数だけ競争になっている。 ところが、利用者が実際に快適に使えるかどうかの指標とは、この数字もかなり乖離している。 これは、数値目標で優位性を簡単にアピールすることそのものが目的化しているので、まずは、あのくだらないと言うか意味のない数字発表をやめて、クォリティオブサービスに集中してもらう事が第一歩かなと思う今日この頃。