ここ数日、異なる相手と異なる打ち合わせをしているのに、出る話題が一緒というのが続いてる。
今日の再頻出キーワードは、PONだった。もう、十数年前に当時はまだ通信事業に参入していなかった、某ベンチャーのトップを囲んで、本当のインターネットインフラを作るにはどうしたら良いかを、連日議論していた頃のことを思い出す。
インターネットは、上り下りが非対称だし、トラフィックの時間変動も大きいので、ATMやISDNのような帯域予約型よりは、イーサネットのような自由長なものの方が良いというのが、僕らの大方の意見だった。
もちろん、自律分散、End to Endが前提であり、結果としてのベストエフォートは、技術進化による帯域増加により気にならなくなるものとしていた。
そんななか、とある電柱使用権を有していたベンチャーは、シングルスター、GBEによるサービスを、自ら光りを敷設してチャレンジした。また、この頃は、まだ携帯事業に参画していなかったベンチャーの雄は、NTTの局舎解放とドライカッパーを勝ち取るとともに、ダークファィバー借りを前提としたFTTHにもチャレンジしていた。
しかし、結果として、結局はRight of Wayの関係から、元国有企業が圧倒的なインフラを持って、PONによるサービスを展開したことで、世の中のほとんどは、PPPoE over PONという、イソターネットな世界になってしまった。
その後、2005年にいまの解釈と経営統合した時に、今の会社のTopが、PONなんていうのは、Pureman's optic networkだよ言ったの、とても的確だなと珍しく意気投合したことを思い出した。
いま、関東ではGEPONによる2Gのサービスが出てきたけど、これも今後どうなるか注目したい。