EverySense,Inc.の日本での活動拠点として、 エブリセンスジャパン株式会社を先月末に設置して登記した。ようやく、登記簿が出来たので、銀行口座を開くために、会計担当に銀行に行ってもらったのだが、代表者でないと駄目ということで、来客の合間に銀行に出向いて手続き完了。
これで、やっと口座が出来ると思ったら大間違いで、あくまで口座開設の申し込みが受領されただけで、これから審査なので開設されるのには一週間くらい必要とのこと。開設の時も、原則として代表者が出向く必要があるのだが、僕が出張中なので委任状等の必要書類を別途用意して対処する事になる。
それにしても、日本ではいろいろな方面で、起業を推進してるようだけど、こういう社会的な会社設置などに係る時間のスピードアップというのも、重要な起業家支援の一環じゃないのかなと、つくづく思う。
米国での法人設置は、全ての作業が一週間もかからずに完了したけど、日本では資本金の払い込み、登記、銀行口座開設で一月近く必要になってしまう。
昔Root,Inc.を設置した時は、銀行で別段預金を設置してもらうのが最初で、そこにも時間がかかったから、あの頃よりは大分よくなってはいるのだろう。それと、昔と違って当座預金や小切手なども、ほとんど使わなくなって、ネットバンキングが開設できるようになったのは大きい。
しかし、僕の場合には、先に母体があっての設置だったけど、もしスクラッチから設置となると、事務所を借りたり、コピーを借りたり等も、銀行口座と印鑑証明が先だから、日本だと起業するのに最短でもかなりの時間がかかってしまうのではないだろうか?
もっとも、こういうプロセスをちゃんとこなして、その意味を知るところは会社経営には必要なことなので、スタートアッブの良い試金石だと思えば良いのかもしれない。