授業のあと東京に移動して、母の入院してる某都立病院へ。一昨日、ペースメーカーを入れて、予定通り今朝にはICUから一般病棟へ移動となり、少しずつ回復に向かっているのが何よりだ。
それにしても、病院内の電波事情は、ひと昔前とは随分と違っているなとびっくりする。携帯電話の利用は、各フロアーのエレベータホール周辺に制限されているが、そこと病室等の間には、壁やドアはなく、電磁的な遮蔽物は存在しない。
看護師さん達が、院内電話として使っているのは、未だにPHSなのかはちょっと確認できないが、一人一台は持っている。
心拍などのモニター装置は、すべてリモートで、病室からナースセンターに無線で飛ばしている。
そして、なによりも廊下には、数メートルおきに、某社のWi-Fi 基地局が設置されている。看護師さんは、ワゴンに乗せたPCを持って巡回し、病室からWi-Fi経由で、管理システムに検温結果や点滴の状況を入力している。
たしかに、Wi-Fiの使ってるISMバンドのMは、Medicalなんだけど、これでもかというくらいの数の基地局が廊下に設置されているのには、びっくりする。
APは、某はC社で、リース物件として、F社系のSI会社の名前が貼ってあるんだけど、これってどんな根拠で置局設定したのかしらん?
まぁ、Wi-Fiは、それなりの密度でカバーしようと思ったら、マイクロセルで置く事は基本なので、これはこれで正しい事ではある。
こういう事例があるのに、一方でキャリア系のホットスポット事業者が、ラージセル対応できます的な謳い文句の輸入品ビームフォーミングマジックに軒並みひっかかたりする。
また、某県のように強引なタブレットありきで、無線LANネットワーク設計をないがしろにしたのか、教材のダウンロードすらままならない事例などもある。
こういうのを垣間見ると、結局のところ無線は、まだまだ一般的には理解しづらいとこを突いた、セールストークと舶来ブランドでビジネスしてる輩が多いことが判るな。