今日の夜は、セキュリティや認証系のエキスパートな知人と会食。おのずと話題は、セキュリティ、認証、個人情報保護、プライバシー、匿名化....なんて言葉が飛び交う。
そんな中で、スッキリした結論がでないネタが、情報の所有権問題だなぁとつくづく思う。情報というのは、結局のところ他に伝えてしまえば、それ自身で、その使途やらライフタイムをコントロールすることは、かなり困難だ。DRMなんてものはあるけれど、その適用範囲は限られている。
たとえば、NDAもそうだけど情報の提供者と受療者の間で取り交わされるなんらかの契約が、その使途や開示範囲を縛ることは出来るけど、それはデータそのもので成り立つわけではない。
では、あるデータなり情報なりを、所有しているというのは、どうい状態なんだろうと思うと、その情報を開示したり、他人に提供したりすることが出来るかどうかではないだろうか? つまるところ、情報所有権というのは、情報コントロール権に近いのかもしれないと思うわけだ。
というわけで、EverySense的には、個人情報を保護するというよりは、個人情報制御権をどう確立するかに注力している。
ところで、今夜はインターネットな話しもたくさんしたけど、つくづくロケーターとIDが分離できなかったことは、インターネットの最大の失敗だよなというのもあった。これは、また別の機会に思いを書いてみよう。