今日、ネットで馬は困ったら人に助け求める 神戸大、馬術部8頭で検証 なんてニュースをみた。
これって、助けを求めてるというよりは、餌をねだってるというのが正しいのではないかなぁと思うんだけど、まあ馬だって犬だって皆んなそれなりに意思表示はするのだから、当たり前といえば当たり前だ。
僕の相方の馬は、普段まったく前掻きなんてしないんだけど、今年の夏に珍しくつなぎ場で、前掻きをした。なんかおかししいねということで、馬房に入れたら速攻でゴロンと横になってしまった。獣医さんに来てもらったところ、軽い疝痛ということで、数時間後には回復したのだが、これなんてまさに助けを求めたわけだ。
他の馬では、オーナーがくると、ご褒美の人参があることを知っていて、前掻きする場合もある。つまるところ、人に対して何かを伝える事は、かならずしてるわけだ。
問題は、その小さな変化にこちらが気付いてあげれるかどうかで、日頃からかなり蜜にコミュニケーションしていないと、見逃す信号は多くなるだろうとつくづく思う。
馬耳東風なんていうけど、あれは嘘で馬の耳はかなりいいし、馬はとても敏感なので、むしろ馬のシグナルを受け取れない人間のほうが人耳東風だったりするかも。
それでも、僕もたまには助けてよと言いたい時もある。今日の午後は、そんな一鞍だった。