夕方、某役所で若手の官僚の方と打ち合わせ。まぁ、いまさらなのだが、お役所には独特の表現がある。例えば、役所の人には、役所の人の「営業」というお仕事がある。また、今日の会話では、「取材」という言葉が出たりする。
こういうのは、世間一般というか民間企業の使うそれとは、自ずと意味が違うのだが、なんだか僕も長年役所の人と付き合っているせいか、それを普通に理解して、普通に会話が成立してしまう。
大昔、勤めていた会社は、所謂大企業のグループ会社で、お客様も大企業だったのだが、これらの会社では、その会社独特の言い回しや言葉の定義があった。
幸いにして、僕は一つ所にずっと勤めていないので、そういう言葉が、世間では通じない事を知ったけど、新卒から定年まで長年務める方などは、これが一般用語になってしまい、そこに違和感を持たなくなる。
こうなってしまうと、ちょっと世界が狭くなるし、外とのコミュニケーションでも困る事も多いかもしれない。
そんなわけで、まぁ外の世界にいる僕は、なるべくその業界用語というか特定方言は、使わずに、あるいは聞き返したりして、それって特別な言い回しだよというシグナルを発したほうが良いのかしらんと思ったりする。
でも、長年付き合ってると、おまえ今更なにトボけてんだよ、わかってんだろそこはってなる事もあるか....