今日の午後は、ビッグサイトで開催されているSmartSensing2018で、エブリセンスな講演。この展示会は、いくつかの展示会の併催の一つなんだけど、その母体というか元々の展示会は、JPCAショウということで、とても懐かしい。
JPCAショウというのは、電気製品の中核となるプリント基板業界の展示会。ぼくは、新卒からしばらくは、輸出専業の民生家電メーカーにいて、ラジカセとかテープレコーダや電子楽器の開発をしていたので、基板はひたすら設計した。
当時は、手張りといって、ライトテーブルに設計図とマイラーの方眼紙をのせて、遮光性のテープやランドというシールを貼って版下を作っていた。そうやってできた、版下を基板業者に渡し、さらに面付や金型の図面も基板屋さんに渡して、試作から量試、量産と進めていた。
入社して2年目くらいの時に、某大手との共同開発で、大型の鍵盤付きのラジカセの仕事があって、僕は電子楽器の部分を担当した。この時は、プリント基板の原盤(1m四方)丸々の大きさもすごかったけど、銀スルー、カーボン接点ということで、版下の数が10枚近くあって、もちろん手張りという、なかなかに痺れる内容だった。
この時に、仕事を頼んだのは、いまでも業界最大手の会社で、当時はまだCIが終わってなくて、xxx銘板なんて社名だった。また、そのあと、とにかく廉価版の小型のヘッドホンステレオとかを開発した時は、紙エポ、片面なんていう、レガシーなものをやったりした。
今日は、あまり時間がなかったので、見て回れなかったけど、会場にはこの当時におつきあいいただいた会社のブースがたくさんあって、懐かしかった。