今日は、一日会議の連続だった。 何をしているかというと、結構当たり前のことを、当たり前に指示しているだけなのたが、これがなかなか難しい。
組織のながて業務を進めていくには、その業務を担当するしかるべき部門があるわけだが、そこに属するのは人間であり、当然ながらその人間は、部門や組織を越えることが簡単にできる。
あまりに、組織意識が強すぎると村意識的になりものが進まない、一方で自らの職務範囲をしっかりと認識していない者が多いと一見仕事が進んだようにみえて、かならず大きなしっぺ返しがくる。
仕事は、プロフェッショナルの集団でおなわれるのたがら、まずは各々が自らの職務範囲の責任をまっとうすべきなのだが、得てしてそれを飛び越えて仕事をし、忙しい状況をつくってしまったり、本業がおろそかになったりする人がいる。
そんなわけで、毎日のように課題に対して、本来の職務範囲、職権者の確認、修正の指示をすることが多い。
一方で、なにか問題が発生したり、発生しそうな時に、まず責任の所在を明確にすることに力が注がれ、互いに免責範囲を主張しあったりする。その上で、議事録などのエビデンスを取ったりするわけだが、得てして責任を明確にすることで、リスク回避が出来たと勘違いする場合がある。 これは、会社間の取引などでもそうだが、契約書などにより責任範囲を明確にすることは必要だが、それがあるからといって、なんらかの不利益な事象が起こらないということではない。 不利益な事象が起こらないことに努力をし、万が一不利益な事象が起こった場合、その責任範囲が明確になっていることが本来あるべき形だろう。