某大手商社の方が、海外での製品販売について、相談に来られた。 昔のような大型プロジェクトの玉数が減っていることもあり、最近は商社が海外現地で事業会社をつくって、日本製品を核にしたインテーグレーションを行うというパターンが目立ってきた。 通信機器やネットワークのビジネスも政府支援の大型プロジェクトから、地場での中規模プロジェクトへとシフトしつつあるようだ。 つまり、新興国などでも、ネットワークは、一部の公的機関や大手、外資だけのものから、確実に底辺が広がっているわけだ。 一方で、通信機器もつなぐだけから、より付加価値的なソフトウェア比率の高い商品にシフトしているため、それを取り扱うSIの役目が重要になっていく様は、先進国では既に何年も体験してきているので、想定しやすい。 今後は、こういう案件がより増加してくるだろうから、メーカーとしては、よりグローバルな対応が必須となってくる。