全日空の管理システムに障害が発生し、多くの便が欠航となった。 報道によると、サーバーを入れ替えたら問題が発生したそうで、混乱に拍車をかけたのは、予約管理システムから乗客情報などを得て積載燃料などの算出をする運行計画システムが、切り離せない事も影響したようだ。 ネットワークの時代になり、このようなシステムは、従来にも増して大規模となり、その連携範囲が広範になっている。 こういう統合システムは、各種のサービスにリアルタイム性を与えるし、情報の生成から消滅までの無駄がなくなるので、結果的に高度な利用者にも多くの恩恵を与えている。 ある程度のシステムを設計するには、情報の生成から消滅までのスコープの管理や、情報そのものと、操作が綺麗に分離できているかが重要となることは、広く知られている。 また、ハードウェアも含めて、いろいろと二重化措置はとられているのだが、今回のような障害の時に、機能を分離して、モジュール単位で利用するという想定はあまりされていないのかもしれない。 この辺りは、システム工学的にどういう手法があるのかは、とても興味があるとろなので、ちょっと調べてみたいテーマだ。
ところで、つい先日までは(いまでも?)、JALはトラブル続きで、全日空は絶好調という感じだったのだけど、盛者必衰で今度はANAが苦難の時代を迎えるのだろうか...