Y!に対するMSの買収提案が話題になっている。 栄華盛衰とは良く言ったもので、確かにインターネットの一番の成功者であったY!が、最近は元気がない。 オークションは、完全e−Bayに負けてしまったし、Geocityとかもいまいちだし、そこへ持ってきてGoogleにがつんとやられてしまった。 日本では、オークションは圧倒的に強いのだけど、韓国や中国ではコアの検索ポータルが苦戦しているようだ。 今回の提案は、とても大きなプレミアムが付いてるので、株主利益を考えると、これに対向できる事業計画が提案できるかが鍵だろう。 こういうM&Aなどの事例を見ていると、公開企業が公開企業として、資本と経営の分離がきちんんと機能している事がわかる。 知り合いの会社は、新興市場に上場しているのだけど、そこも取締役会が健全に機能している。 もちろん、ボードが強くて、現場が弱いと意思決定が遅くなるなどの問題はあるのだけれど、ガバナンスが効いている会社は、そういう課題が偏る前に修正する力が働くようだ。 日本では、公開企業でも、相変わらずMyBaby的な企業も多いけど、そういうところは自然に市場から淘汰されつつあるようだ。