地域Wi−Maxに関係して、相当な誤解というか混乱が生じているようだ。 こういう新しい制度の導入時期には、工事、機器などの利害関係者が市場の取り合いで熾烈な競争を繰り広げ、それに伴っていろいろな話が生まれる。 今日聞いた話では、とある協会が機器ベンダとともに、Wi−Maxは県域免許だと扇動しているという話だ。 もともとCATV事業は、県域免許による保護産業なので、こういう話には敏感で、そこを突いて売り込みをしているらしい。 今回の地域免許の方針では、少なくとも県という単位での全域免許は認められないし、無線局の開局申請であって、事業許認可ではないということが、うまく理解されていないようだ。 ある市や町で、Aという事業者が開局をしても、他の事業者が干渉しない場所で開局申請をすることは出来る。 もちろん、事業の計画は提出されていても、事業の計画があるからといって、開局申請なしに先行者として保護されるわけではない。