今日も昨日に続いて、味噌の仕込み。 今年三回目で自家用の二樽の仕込み。 毎年、毎回いろいろと気づいて作業手順に"カイゼン"を加えているので、作業時間がどんどん早くなっている。 今日は、二樽ということもあったけど、麹と塩を予め計り分けておく数を最適化した。 さらに麹と塩をいれて練った後に、樽に味噌なげをする時の処理を、後行程のスピードに合わせてバッチ処理化した。 これらの"カイゼン"の結果、最終日に必要な窯場の風よけ柵の撤去などの作業まで含めても、三時前に余裕で終了。
さらに、来年に向けての課題も確認し、来年は麹と塩の取り分け方法をビニール袋から、ボウルに代えることとなった。
しかし、こういう生産行程とか作業手順の見直し、カイゼンというのは、なんだか昔、民生機器の開発をしていた頃の、QCサークルを思い出す。 なにしろ、あの頃設計していたラジカセとかテープレコーダーは、生産量が膨大なので、作業工程を秒単価単位で削減する原価削減をしたりしていた。 しかも、OEM供給先の購買価格は、四半期毎に価格低減を求められていたのだから、"カイゼン"が当たり前だった。
最近は、製造部門の海外移転でこういう事に関わる人が少ないけれど、これは別に製造業だけの話ではなく、サービス業や研究などでも、日々の手順や手法を改良するという意識は、業務に対する積極性の現れだったりもする。
かつて、日本が誇ったQC活動とかは、いまやアジア諸国でも取り入られて、どんどん競争力がついてきているのとは逆に、日本はどんどん創意工夫が減っているのかもしれない。
そういえば、いつも大量に余る大豆の煮汁は、結局捨てているのだけれど、これを美味く利用できる方法はないかしらん。 個人のレベルだとみそ汁に入れたり、パンに入れたり、煮物に入れたりというのはあるけれど、そこそこの量なので、なにか加工して、一年くらいで消費できる方法があると嬉しい。