今日は、久しぶりに東京の家で、休日を過ごした。 といっても、比較的ゆっくりと起床して、ずっと家で資料作り。 プリンタの調子が悪いので、セブンイレブンのネットプリントを使うのと、夕飯の材料を買いに、小一時間くらい自転車で外出した以外は、ひたすらパワポとワードとにらめっこだった。
ちょっと興味があって、スマートグリッドについて調べているのだけど、アメリカという国は、政策を実装へと展開して行く進め方が、やはり上手だなと歓心する。 僕の関係しているIEEE802でもそうだけど、議論の進め方、取りまとめ方等は、基本的に同じで、フレームワーク作りから合意形成をし、だんだんと細部を詰めていくので、時間はかかるけれど、それなりに多くのステークスホルダーの支持が得られる。 そして、既存の標準化団体を使い、調整役的に政府機関がフレームワークやアクションプランをつくって、オーダーしていくところなどは、官民の分業、役割が明確で良い。
翻って、日本では相変わらず官主導的に、日本で専用コンソーシアムを組成して、国産標準をつくり、それを海外の標準化に提案するというパターンが主流のようだ。 しかも、そのコンソーシアムも結局は、一部のコア企業と官によるお手盛りになってる気がする。
国際化云々で言語の問題がよく出るけれど、言語と同じくらいこういう合意形成や意思決定手法、組織運営手法を、暗黙の阿吽の呼吸ではなくて、体系的に会得する教育や機会を増やさないとならないのではないかと感じる。