新規事業の説明のためクライアントの本社を訪問。この前、某家電メーカーのティーマシーンの話しが、ネットで話題になっていたけど、まさにプロダクトアウトで長年生きてきた人には、なかなかサービスとかプラットホームの話しをちゃんと説明するのが難しい。
まぁ、箱があって、一個いくらで、何個売れてというのは、確かに解りやすいんだけど、それだけじゃ昨今のビジネスモデルは説明ができない。
これって、PL読めてもBSとかキャッシュフロー理解できない系な人に、その意味を説明するのと同じようなロジックがいるのかもしれない。
夕方から、研究開発しているエミュレータの確認に協力会社さんに行き、担当者と動かしながら確認。
どうも、納得のいく挙動じゃないので、いろいろと切り分けしながら、確認していったら、なんとなく最後に臭いとこが鼻についた。
というわけで、その臭いとこを明確になるように、モニタの仕方を変えてもらったら、推定したとおりの原因にたどり着いた。
開発の現場からは遠ざかって久しいけど、こういう問題の切り分けや原因探しの勘所は、そんなにずれていない自分を確認して、一安心。
昔から、だいたいモノが巧く動かない事の予見は、結構当たる。電子機器の開発とかソフトの開発とかで、だいたい僕が言う悪い予感は、当たってしまうというのもちょっと悲しいけど、これもスキルの一つかしらん。
若い担当が嵌ってる時とかに、横からどれどれちょっと見せてごらんと言って、ああこりゃ駄目だよここをこうして見なさいみたいな指摘をして、それが当たっちゃった時って、とても気持ちいいんだよね。って、いやな爺かな。