いま進めている事案の関係で、今は内閣府にいる総務省の方と面談。本題のほうは、素早く論点を理解いただけた。
面白かったのは、会話の中で通信事業法の話しになったのだが、利用者の通信の仲介をする役務を提供することで収益を得る通信事業者という旧来の考え方が、昨今根本的に変わってきてるという指摘があった。
たとえば、FaceBookのメッセージは、利用者間の通信の仲介をサーバーで行っているのだから、ある意味通信事業の一面がある。
ところが、FaceBookは、技術的には利用者が生成した情報を、仲介し、他の利用者に届けているけど、そこで通信料を課金して事業収益を上げている訳ではない。
これは、ネット掲示板でも同じで、利用者がメッセージのやり取りとをしてるからといて、彼らはメッセージのハンドリングで収益を得ていない。
では、収益の有無により、通信事業かどうか決まるのかというと、僕の記憶では、そうではなかったように思う。農収電話とかも通信事業届け出は必要だったような気がするけど、ちょっと自信が無い。
携帯などの基地局を設置して、通信させるサービスは、電波資源がそもそも通信事業者用だから、無料にしても通信事業という枠からは外れないだろう。
でも、無線LANだけを使って、通信料金を利用者からとらないで、広告収入等により運営したら、通信事業ではないということになるのだろうか?
最近は、FaceBookが無線LANを展開しているのだが、彼らは通信事業ではないということで、良いのか知らん。
だれか、Free MISとかやってほしいぞ。