今日は、朝から二つの大学の三つのキャンパスに、知り合いの先生を訪問。今は、たまたま社会人博士課程にいるけど、基本的に自分は産業会の人間で、研究者ではない。
とはいえ、新しい事、新しい技術に挑戦するのには、自分に無い学術会のいろいろな知験が重要なので、なるべく複数の視点、視座から学会の人の意見を聞くことを心がけている。
産業というかビジネスの世界では、特定の要素技術や分野だけでサービスや製品は成り立たない。まして、新しい市場を創出するには、プロダクトアウトだけでは話しにならない。
こうなると、自ずとビジネスの中には、物理層からアプリケーション、あるいはポリシーレイヤーまで、さまざまな階層での検討を同時並行的に行う必要がある。
当然だけど、そんなに広くて沢山の事を、自分1人とは言わないが、限られたリソースのベンチャー起業でできる分けも無く、それを補うのが外部との連携だ。
ここで、重要なのは、産と学では互いに立場や目的が違うことを前提にして、相手に同化を求めずに意見を聞いたり協調する手法を提案できるかだろう。
今日、訪問した研究者の人々は、インターネットを作ってきた人達で、その根底にはインターネットな文化という共有する価値観がある。
だからといって、皆が同じ事をしてるのではなく、それぞれが異なるレイヤーに得意分野があって、やはり一家言あり、僕にない知験を沢山もつリスペクトする人達だ。
いま進めている事案で、彼らとDo have some funが出来ると嬉しい。
夜は、某検索大手、通信大手の知人と恒例の食事会。彼らと知り合って一緒に仕事をしてから、早く15年。年に二,三度そろって食事をするけど、互いにいろいろと新ネタがあって楽しい。