今日の夕方、会計士の人と会計処理についての打ち合わせ。同席した当方の経理担当は、かれこれ20年近く僕と一緒に仕事をしている同僚。当初は、経理簿記の経験なく、僕なりに経理の基礎的な事を教えて、講習会等にも行ってもらい、経理業務を覚えてもらった。
僕が直接経理簿記等を教えたころは、簡単な範囲の経理業務だったけど、その後の仕事の中で、上場企業に求められる会計基準、会計処理や海外連結や、各種助成金に関する経理などの経験している。
というわけで、今日の打ち合わせでも、とても適切な見として時価会計を進めるためのアイデアを出してくれた。提案意見の処理は、基本的にそれをしなくてもならないものでもないし、いまの企業規模でそういうきちんとした処理をしているところも、その意味を理解できているところも少ないだろう。
それでも、この提案はとても正しい考えだし、将来において間違いなく必要になることだから、それが手間にならないのなら、ぜひ進めて欲しいというのが、会計士も僕も一致した意見だった。
会計処理などは、あとで基準を上げて訂正するのは、とても手間がかかるので、出来る限り最初から細かい、部門会計、原価会計等も適時な処理をしておくべきなのだが、意外とこれをないがしろにする人も多い。
もちろん、公開企業の場合には当たり前のことだけど、会計というのは誰かに見せるためのものではなく、むしろ適切に事業運営をする上で、経営陣にとっては、とても重要な指標なのだ。だから、スタッフがこういう当たり前の感覚を身につけてくれているのは、本当に頼りになる。
今日は、暫く僕とは直接仕事をしていなかなったけど、その間にもこの担当者が本当に良いキャリアパスを積んだということが判った。
というわけで、昼間に訪問した某社でいただいた猫耳がピクピクするくらい、これは嬉しかった。