とりあえず、今夜からのIEEEに向けての準備をし、昼前に知り合いの研究者と昼食がてら市内を散策。観光地のど真ん中のタベルナで、昼はケバブ。
そのあと、古代アゴラとアドリアノスの図書館跡などを見て、シンタグマの駅近くのカフェイで休憩したあと、ホテルにもどった。
それにしても、アテネというのは物価が高いのか安いのか不思議だ。ホテルは、会議のグルプレートレートで160EUだけど、グループレートじゃないと軒並み200EUは超える。しかも、部屋のインターネットは、通常会議中は無料なのに、ここでは20$/dayかかる。
じゃ、なんでもかんでも物価が高いのかというと、離島でも街中でも、ミネラルウォーターは、1.5リットルで1EUだし、食事も簡単なミールとコーラとかだと、観光名所の近くでも8EUとかで済むという、なかなか判断が難しい場所だ。
一つ言えてる事は、空港でも観光名所でも、日本のようにWi-Fiが使えない。レストランとかにFree Wi-Fiというサインを掲げているとこはあるけど、駅とか空港とかにはない。これは、アテネが独特なのかというと、僕のあまり多くないかもしれない経験から言わせてもらうと、ヨーロッバではどこも似たようなもんだ。だから、日本でもいまのままで良いとは思わないけど、こういうファクトを踏まえたうえで、次のステップを考えるべきだろう。
こうして、海外に来てみると、日本は世界的にみてもWi-Fiの整備が遅れていて使いにくい国だという報道は、やはり違和感を覚える。最近話題の某新聞社の報道みたいに、恣意的に何かを狙って煽動しているんじゃないかと思ってしまうのは、穿った見方なのだろうか?
夕方のチェアアドバイザリーから本番のスタート。とりあえず、タイムスロットの修正リクエストをしたりして、そのあとはバイスチェアと今週の戦略の打ち合わせ。しかし、肝心のエディターが来ない....まったくもう。
九時過ぎに打ち合わせが終わったら、食事に行っていた知り合いらとロビーで会ったので、ホテル横のタベルナでウゾを一杯。相変わらず不思議な酒だな..
二つほど、アテネでの電気ネタを。
一つ目は、昨日乗った船に、関連会社のレーダーがしっかり搭載されていた。小型船舶では、世界的にシェアを持っているで、さほど珍しいわけではないけど、なんか嬉しい。
二目は、アテネの街中のアンティークショップの片隅に積まれた、真空管やらチョークコイル、高周波コイルのジャンク。こういう光景は、僕が子供の頃の秋葉原には普通だったけど、最近は見かけなくなった。しかし、真空管の横には、鉗子のジャンクというのがなんだかなである。