ギリシャに犬が多いと村上春樹が書いてたけど、本当に大い。不思議なのは、街中に居る犬には、以下のような共通点がある。
1) 首輪と鑑札みたいなのをつけてる。
2) 中型犬から大型犬ばかり
3) 寝そべってる。寝てなくても、寝そべってベターってしるのもいる。
4) 歩道の真ん中、バス停の中、高級なお店の玄関等にベタっている。
アクロポリスの入り口の階段にもいた。
5) 人が横を通っても動じない。
6) 吠えない
もう、なんだかなというくらい、堂々と人の流れの真ん中で寝転んでいて、通行人はそれを何も気にせずによけて歩いてる。しかも、基本的に、歩いたり走ったりしている犬を見ない。
一体全体この子達に主はいるんだろうか?、どうも、朝とか夜は居ないみたいなので、ご主人様と朝に街にでてきて、ご主人様の帰りまで待ってるのだろうか?
でも、夕方見かけた子は、人と一緒にちゃんと信号を守って、横断歩道と路面電車の踏切をこえて、何処かへトポトボ歩いていった。
紀元前からの遺跡だろうが、地下鉄だろうが、目抜き通りのファッションビルだろが、とにもかくにも落書きだらけ。しかも、上からベイントしたり消そうとした形跡がない。つまり、まぁあるいみ社会的に公認されちゃってる感じがする。
そんなか、今日通ったビルの入り口は、ベティブーペやアリスの絵とかがベインティングされていて、チェシャ猫とかもいて、流石にこういうのがあると落書きされないみたい。
アテネも最後なので、お土産をもとめて朝から中央市場に行ってみた。市場の内側は、海鮮で地中海からの魚が沢山ならんでいる。外側は、肉系で豚、羊、牛、鳥などが、これでもかというくらい吊るし売り。もう、日本ではこういう精肉しながら売ってくれる市場は見なくなったけど、部位ごとに裁いて売っているのは、やはり美味そう。もっとも、ずらっと並んだ豚足とか、豚の頭とか、皮を剥いだだけの子羊とかは、きゃー気持ち悪いなんて言われちゃうのかもしれないので、写真はフェースブックだけにしといた。
市場の外周には、乾物と野菜,果物のお店が並んでいて、チーズやピクルス、ベーコン、ハムなどの加工モノも沢山。動物検疫さえなければ、買いたいものだらけ。
というわけで、この時期ならではの生ピスタチオ、オリープの漬け物、アンチョビフィレ、イチジク、オリーブオイル等を購入。オリーブは、近くで保存容器を売っていたので、それを買ってそれに詰め替える。
アンチョビフィレは、缶で購入したけど、きっと封入が弱いので飛行機にのると汁が滲み出る可能性が高いので、スーパーでラップを買ってグルグル巻きにしてパッキング。
それにしても、日本のクリナップとかサランラップのクオリティの高さは、半端無いことを痛感させられた。