IEEE802.11のInterim初日は、Opening Plenaryのあとに、TGaiがスタート。残っているコメントリゾリューションの多くが、今日の二つのスロットで承認された。なんとか、今週には次の書面投票に進める目処が少し見えて来た。
今日は、TGaiの他に、NG60SGという、新しいミリ波のスタディグループの初回会合に参加。ご多分にもれず、新しいグループが出来た最初の頃というのは、何でもありで賑やかだ。
IEEEでもWi-Fiでも、新しい技術の話しのスタートは、Use Caseだ。つまり、社会での課題を示して、それに対するソリューションとなる技術を策定するわけだ。だから、誰がどのシーンで、どういう問題を抱えていて、それが解決されたら、どんなに幸せかを提案する。
ところが、技術屋が中心で提案してくるUse Caseは、ところどころに、技術ありきで、Use Caseの話し、トポロジシーの話しがミックスしてるパターンが多い。
今日のNG60SGでの提案でも、一つの提案発表のなかで、三つのUse Caseが示されたけど、そのうちの二つは、アクセス技術の話しで、一つは利用シーンの話しというように、視点が違う話しを並列に並べて論じられていて、いまひとつ論点が惚けてしまう。
こういう、Use Case Discussionのシナリオをイメージして起草するという訓練は、とても大事なんだけど、なかなかこの辺りを習得するチャンスは少ない。
高校の同級生に売れっ子の脚本家がいるんだど、技術屋のための脚本、シナリオの書き方教室とかしてくんないかな... ボソっと。
明日は、早朝に二つのテレカンがあるので、ホテルの近くのタベルナで知人とピザなどを食べて、早めに就寝。