今日、東京ヤクルトスワローズがリーグ優勝した。2年連族最下位だし、去年はオープン戦で一勝しかしなかったりとか、とにかくかなり深刻な低迷状態だったのに、今年は見事に混戦を勝ち抜いてのリーグ優勝だ。
僕にとって、スワローズの優勝は、なんといっても1978年の初優勝が一番印象に残っている。それまで、セリーグで一度も優勝した事のないのは、スワローズだけだった。なにしろ、リーグ優勝どころか2位にもなったことがなかった球団が、広岡監督の采配で優勝したのだ。僕は、単純に一度も優勝経験が無い球団を応援しようという高校の同級生の話にのって、この2年前くらいからスワローズを応援していたので、当時は立派な俄かファンだった。
この年は、3年連族バリーグ優勝の阪急との日本シリーズで、しかもホーム試合は、神宮が使えずに後楽園という厳しい状況だったけど、見事に7戦までもつれ込んだシリーズを制した。もっとも、大杉のホーラン問題とかもあったけどね。
この1978年は、僕が大学に入学した年で、入学前の4月4日は、キャンディーズの解散コンサートが後楽園で行われた。ちょうど、昨日このコンサートの完全収録DVDのポックスが発売されたのも、不思議な縁だなとこじつけてみる。
因みに、村上春樹氏は、この1978年の神宮での開幕戦で、ヤクルトのヒルトンがヒットを打ったのを見て、小説を書こうと思ったというのは、結構有名なエピソードだったりする。
というわけで、まぁなんか今日は、1978年を思い出した日だ。
実は、今日は、昨日に続いて夕方から大阪でセンサーネットワーク研究会での講演に行く予定だったのだが、諸般の事情から急遽同僚に交代してもらった。いろいろとあって、いろんな事が頭のなかを駆け巡っている1日だったこともあり、そんななかで1978年を思い出した。