今朝は、7:30から経済産業省のIoT推進ラボの第一回会合を傍聴。早朝の時間にも限らず、ものすごい数の傍聴者で、本会場以外にもサテライト会場も用意されていた。幸いに僕は本会場だったのと、時間的に早かったのか傍聴席の最前列の席に座れた。
今日は、結構委員の方々も積極的な発言をされていたけど、いろいろと突っ込みどころは満載だった。それにしても、そこそこの数の皆さんが、「失敗を許容する事が大事だ」と指摘していたが、どうみても委員の皆様には失敗経験者はいないよねと思ってしまった。
その後とある委員が、委員会の運営の明確さについて指摘していた。これは、本当に大事なことで、この委員会の委員は、どういう根拠で、誰がどういう意思決定ルールによって選任したのかが、そももそ不明というのは、日本の各種有識者会議に共通している事だ。本当なら、委員も公募するのが良いと思うけど、せめて、セグメント毎の委員の配分とか、どういう点において有識者であり、その委員に何が期待されるのかくらいは、広報されると良いのにと思う。
また、この委員会としての意思決定は、どうするのかというのは、どこにも明確にされていない。それどころか、なんと議事録などを含めて非公開だそうだし、個別事例については、座長一任だそうだ。
別な委員からは、とにもかくにもスピードが重要であるという発言があったけど、スピードを持つという意味では、意思決定ルールの明確化は、すべきだと思うけど、きっと日本の委員会には馴染まないんだろうな。
ちょうど、インターネット協会のIoT推進WGは、僕が座長に指名されたのだが、ここでは運営規則を明確にすることにして、その運営規則の採択を、まさに今日から評決で決めることをしている。
せっかく、1000近い会社や組織が参加するIoT推進コンソーシアムとその参加の推進ラボなので、この取り組みには、ぜひいままでの慣習にとらわれない迅速な意思決定と運営を期待したいところだ。
ただ、ちょっと不安なのは、外資も含めてそれなりの方々が一堂に会してるけど、その発言は、想定の範囲内というか、ありきたりのもので、本質的なとこでのイノベーションというか衝撃的なものは無かった。
この会合のあと、某通信キャリアの方々と協業の取り組み案件について打ち合わせをしたのだか、こちらの打ち合わせの参加者は、皆さんとても若い。僕は、この会社のトップとは、ある時期かなり仕事を一緒にさせていただいて、とてもイノペーティブな側面を見てきた。
ところが、今日の参加者の皆様は、なんだかひと昔前のお国の有識者会合みたいで、いかがなものか的発言というか、パッションを感じる乗りが感じられ無かったのは、かなり寂しかった。
朝の経産省の会議の委員の方々のほうが、頭の柔らかさという意味では、勝っていたかもれしない。どうも、柔軟性というのは、年齢には関係ないんだなということを確認してしまったようだ。
午後は、再び展示会場に行って、夕方最後のプレゼンをした。一昨日の記事にも書いたけど、とにかく今日も凄い来場者だった。
一旦、事務所にもどって、EveryStampの外装部品の1st Shotを確認。金型のほうも、とりあえず予定どおりに出来てきたのが嬉しい。
その後、クライアント先で打ち合わせをしたあと、同僚とハロウィンに浮かれるビアレストランで一献。なんで、ハロウィンがこんなに盛り上がってるのかと思うのは、柔軟性がないんだなと自戒。