昔、まだ僕がコードを書いていた頃は、一つの関数とか処理の長さを60行以内にするとかいう宗派があった。当時のジャーナルプリンタのミシン目で切れる一ページに収めることで、可読性が良くなるというのが理由だったと記憶している。
これって、まぁいろいろと意見はあるだろうけど、コードに限らずだらだらと長いものって僕は嫌いだ。でっ、なにかというと、要領を得ない報告ってのに、本当に日々悩まされている。
僕は、技術とか開発とかやってきたからか、職業病なのか、とにかく物事を整理して、シンプルにして、切り分けるのが習性になっている。そんなわけで、文章を書くときにはアウトラインで組み立てる。また逆に、複雑というかぐちゃぐちゃな文章は、それをひたすら分解していくなんて事をする。
しかし、スタッフの文章などをみてると、どうしてか複雑で長い。しかも、観測された事象、環境、条件などのファクトな部分と、主観的な推論の部分が混同しているケースが多い。
なので、まぁまずは箇条書きで書きなさいよいうのだが、箇条書きのセンテンスが長かったり、主語なし文なんていうのがたくさん入ってたりで、もうひたすらめげてしまう。
こういうのと戦ってると、やはり社会人になる前の教育でのロジカルシンキングって、本当に大事だなと思ってしまう。