昨日に続いてPicthな話。Pitch Perfectといっても、Anna KendrickのCupsの話しではありません。たまたま、今日の午後、いろいろとメンタリングいただいている来日中の先輩にお会いするために、マイクロソフトの会議室で開催されたInnovation Weekend Grand Finale 2015というイベントの会場に出向いた。
これは、世界の数カ所でスタートアップのピッチイベントをして、各地の優勝者が集うファイナルだそうだ。ホストを務めるサンブリッジのマイナーさんは、もう12年くらい前に、ローレンス・レッシグさんが来日した時に、ITU協会のパネルディスカッションで、互いにバネラーとして参加した時にお会いして以来で、名刺交換させてもらった。
いまは、またベンチャープームで、毎日のようにこういうスタートアップのピッチイベントや、マッチングイベントが世界中で開催されている。そこには、当然スタートアップを支援するアクセラレータやベンチャーキャピタル、コンサルタントの方々集ってるわけだ。なんだか、あの渋谷のビットバレーブームの時みたいな既視感がある。
今日も、数名のパネルで、日本のスタートアップについてみたいな議論もあったけど、いま一つそういうのには溶け込めない自分がいる。
ピッチとか、メーカーズなんとかとか、ハッカソンとかを、いくつか見たり、開催したりして感じるのは、なんかそれ自体が目的化していないかしらということだ。そこに出場する、そこで優勝するのが目的になっちゃってて、確かにピッチのスライドなんて、とてもお手本的だけじ、逆にラバースタンプぽかったりする。
論評する人や審査する人も、たぶん自分ではスタートアップとかしたことのない方達が圧倒的なので、まあ求めるものは泥臭いものではなくて、ビジネススクールの教科書にででくるようなものなのだろう。
それでも、こういうイベントによって、凄い起業家が出てくるチャンスが与えらるのは、素晴らしいことなのだろうし、そこに挑む人達の真摯さはとても参考になる。
僕は、群れるのが嫌いなので、ブームに関係なく動いてきたけど、それとは違ってこういうイベントに参加することでわかるトレンドもあって、良い勉強になった。