とある会議の資料を、某シンクタンクの事務局が用意してくれたのだが、やっつけ仕事であることが明白過ぎて悲しい。結局のところ、会議の成果が仕事の目的ではなく、会議の開催だけが目的という感じが否めない。
過去の会議の資料の整理というか、コピペなことは自明で、その中に書かれている略語の意味を問われても、即答できなかったりする。立場上、元請けはシンクタンクなので、あまり口出しするのはどうかと思ったのだが、さすがに要求元との温度差も激しいので、とりあえず大まかな修正のアウトラインを提供したみた。
ところが、やはり差し出ましいことは差し出ましいと思われたのか、自己主張なのか、こちらの案に加筆修正をしてきたものは、文意も構成もぐだくだで、何がなんだか訳ワカ状態になっていた。仕方がないので、さらに折衷案を出したのだが、結局のところ文章の読解力の差なのか、ズレたまま時間切れとなってしまった。
うーん、どうしたらいいのよと思っていたら、要求元からかなり手厳しいご指摘のメールが飛んできて、びっくらポンだわ。昨日の審議会でも発言したけど、ロジしかしない自称シンクタンクによるゼネコン的対応が、さまざまな官庁の仕事に暗い影を落としてるのは、決して少なくないのではないだろうかと、つくづく思い知らされた。