Low PowerLong Rangeな通信回線として、Sub1Gと言われる900MHzなどの無線技術を使った、サービスも製品もいろいろと出揃ってきた。
しかし、面白いのは、例によってセールストークしてる人達の、電波無知ぶりだ。曰く、他の方式よりもxxKm以上飛ぶとか、非見通しでも問題ないとか... とにかく、オールマイティに良いこと尽くめというお話がまかり通っている。
いつもののことだけど、電波に魔法の技術はないし、シャノン定理を覆す話しも、エネルギー保存則を無視できるなにかも存在しない。さらに、これに加えて、破られないセキュリティなんてのも、最近は付加されてくる。
そして、こういう特定要素技術原理主義な人は、世界のすべてがその方式になると宣う。典型的なのは、メッシュネットワークでどこまでもみたいな話しもある。
いま流行りのIoTとかに至っては、すべてのセンサーがグローバルリーチする前提というのも多い。世の中には階層というのがあるし、重み付けもあるのに....とうんざりさせられることが多い。
そういえば、前職の時には、ネットワーク屋でも、L3不要で、すべてはL2で的な話しをする人が良くいたことが思い出さされる。システム設計というはの、適材適所、対障害性とか運営性とかが重要なんだけど、特定要素技術原理主義の人には、システム的思考は存在しないことが多いわけだ。