シリコンバレーで某機関の責任者として駐在されていた知人が、帰日して新しい職場の環境も少し落ち着いたということで、蕎麦屋一献。仕事のスタイルといよりも、ワークライフバランス的な日米の差は、やはりそうとうにインパクトがあるという話しを聞く。
最近は、ネットでも欧州と日本のバケーションの差とかも話題になっているけど、単純に労働時間の長短の差ではなだろう。とどのつまり、仕事とオフの時のメリハリや、オフの楽しみ方の差なのかなと思うことが多い。実際に、僕の周りにいるアメリカ人なども、基本的にはかなり長時間働いているけど、その分オフの時もしっかりエンジョイしていると思う。
違いがあるなと思うのは、シリコンバレーなどは、車で30分くらいのところに、多くの自然があり、山にしても海にしても、たくさんのアクティビティが間近にあることかもしれない。
最近は、日本でも地方都市に住みたいという人が増えているようだけど、こういう面では地方のほうが圧倒的に有利だ。問題は、仕事が都市部に偏りすぎてることなのだが、それはやはり産業セクタが地域に創生できないことが大きな原因かもしれない。
大学を中心にした学研都市なんていうのは、こういう問題を解決する鍵だったのかもしれないけど、残念ながら日本ではあまり成功事例には見えない。
結局のところ、ワークスタイルというのは、個々人の問題ではなくて、社会的な共通の課題なのかなと、今日の会食の会話から感じたものだ。