世間では、今日は山の日という祝日ならしいのだが、すいません、まったく意識していませんでした。というわけで、まぁ普通に職場に行って、普通に仕事してたんだけど、なんかちょっと損した気がするので、この日記だけどうでも良いことでも書いてみる。もっとも、いつもどうでも良い事しか書いていないけど。
たまたま、平積みの中から選んだ西加奈子さんの「キリコについて」を読了したので、猫な話し。
犬派か猫派かと聞かれたら、僕はもう120%まったく躊躇なく犬派だ。僕が生まれた年に、姉が近所の家からもらってきた犬は、13年間我が家で一緒に生活して、天寿を全うした。当時は、リードをつけるとか、放し飼いしちゃいけないとか、あまり言われなかった。だから、朝学校までついてきて、ひとり帰っていく事もあったくらいだった、そんな自由気ままだったのに、ある時保健所の野犬狩りに連れて行かれてしまった。近所の人の目撃情報から姉と母が、慌てて引き取りに行ったのだが、捕獲されている施設では見つからなかった。ところが、数日後に鎖を引きずって、戻ってきたという武勇伝の持ち主だった。
当時は、しっかりと家族の一員とはいえ、大型の雑種(秋田犬と何かの子)な彼女には、ドッグフードとかじゃなくて、残飯処理担当的な食事ばかり与えれられていたのも、あの時代では普通だった。
そなこともあり、とにかく僕は、犬派なのだ。
それなのに、昨今というか、まぁそこそこに昔から、ネットの世界では、猫派による猫ネタの方が、圧倒的に多い。猫なのか”ぬこ”なのかは置いといて、とにかく目に付くのは、猫だ。
でっ、まぁ結構ミーハーな僕も、最近は猫の写真とか記事をみると、「ありゃ可愛いね」とかいうくらいに猫派度合いも上っていた。でも、この西加奈子さんの「キリコについて」に登場する、ラムセス2世によると、どうもこれはいけないらしい。猫には、「可愛い」ではなくて、 「賢い」という言葉が、褒め言葉らしいのだ。
というわけで、今年の山の日をもって、僕は素敵な猫をみたら、「ありゃ賢い猫だわ」と褒めることにした。